火曜日に学校の先生から連絡があった。息子さん、相変わらず集中力がありません。学年のはじめとはまったくの別人です。心配事があるようだけれど、誰にも話せないでいるようです。このサイン、深刻に受け止めて手を打ってください。

9月の新学期、新しい中学のシステムに、おお張り切りだった。10月には学級委員に立候補し、フランスの大統領選挙の演説を真似たスピーチが功を奏し、校長にクラスの意見を伝える役におお張り切りだった。11月に各教科8人の先生と面談したときに、すばらしい才能をもった子供だと、ある種の「真珠」だとも言われた。ただ予習復習は毎日する癖をつけさせるよう言われた。その間もまもなく、12月に先生から呼び出され、宿題や提出物を忘れ、授業にもやる気がないと注意をうけた。

日本の冬休みから戻り、学校が始まる前日、1学期の成績表を渡してきた。中の下、下の上、数学が苦手がわからないというので、毎日特訓をして、家庭教師もつけた。集中できない、覚えられないというので、模造紙に暗記事項を書いては、私たちを生徒にみたたて、説明させた。1月に学級委員を辞めると言い出し、本人がやめてしまうまでの1週間は、顔がこわばっていた。先生も心配していた。9月のアダムとは別人だと。

1月に学級委員をやめてから、顔が明るくなって安心していたのだが。背は私を超え、声変わりもはじまり、目が反抗期だ。反抗期、第二次性長期、勉強、友達との関係、すべてがストレスになっているのが分かる。まずは、3学期なんとか無事におわらせてやりたい。