おいしい粗食

普段は日曜の家族の昼食の持ち帰りが、水曜日くらいまで、夕食のメインおかずになる。水、木曜にはフィリピン人のヘルパー、ヴィッキーが作ってくれるアジア風かレバノン料理、金曜はジャンクフードの出前、土曜は昼が冷蔵庫掃除、夜は外食というのが、我が家の食事パターンといえる。

レバノンの家庭料理は野菜を細かく切ったり、葉っぱでくるんだり、手が込んでるものがおおい。肉団子のケッベにしても、中身はいちど調理した肉をいれて、それを揚 げる。揚げたケッベが基本で、これをヨーグルトソースや、オレンジと白ゴマソースで煮詰めた応用編もある。クーサにしても中をくりとって、ひき肉と松の 実、ひき肉と米をいれてトマトソースかヨーグルトソース味で煮る。野菜や豆、オリーブやレモンをつかった健康的な地中海料理だ。

週末の持ち帰りがなかったので、月曜からできたて料理。ムジャッダラはオレンジの豆を少量の米といっしょに煮込んだもので、冷蔵庫に材料も、頭に何のアイデイアもないときは、とりあえずこれ。素朴な豆の甘さに、シャキシャキの千切りのキャベツとトマトのサラダのレモン味、黒オリーブの塩気が、うまく口の中で混ざる。胃にもやさしい、おいしい粗食だ。

とはいえ、3日続けて同じものを食べたくない。何度も少量をつくるように頼んでも、ヴィッキーは毎度10人分を作る。ま、食べ盛りの愚息が2日で5人分は食べてくれることを期待しよう。デザートは300円で買ってきた冷凍イチゴと無脂肪牛乳でミルクシェイクで飾った。もう少し蜂蜜がおおくてもよかったかもしれない。広島の母の数少ない十八番メニューの踏襲だ。

 

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